一人の技術者の戦後70年に対する想い
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未分類 戦後 平和 言論の自由 自律 自立
戦後、70年を迎えました。
様々な方々が、戦後70年、終戦記念日にあたり談話を出されます。
私なりの戦後70年について談話と言うよりは、これからの生きるための考え方や行動を記してみたいと思います。
それは…
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私は1968年生まれなので、もちろん戦争体験はありません。
父は戦争中に生まれましたが、3歳の時に父を亡くし、母と兄弟に育てられました。
母は戦後生まれです。父が戦争へ行き、中国での戦争体験がありました。
私が戦争の話を良く聴いたのは、母の父(祖父)からでした。
鉄砲の弾が、顔のすぐ横を通っていったり、食べる物がなかったりと怖い話やひもじさを語ってくれました。
父は自衛隊に入隊しました。
中卒で入り、定時制の高校に入りながら、自衛官として働いていた時期があります。(その後退官し、民間企業に勤めました。)
自衛隊の意味を分かっていますが、いずれにせよ、国民を守るために働いていました。
翻って私は、戦争は祖父や父の話を聴くと共に、記録映画や記念館を訪れることで、戦争の悲惨さを知ると共に、役所時代は防空壕の処理などにもあたりました。(防空壕対策は国土交通省の所管になります。)
第1次世界大戦、第2次世界大戦と世界全体が戦争の渦の中にありました。
広島・長崎に原爆が投下され、終戦を向かえました。
東京裁判、サンフランシスコ平和条約は学校で学びました。
キリスト教徒であったので、神社仏閣には幼少の頃は行くことがありませんでした。
靖国神社のことはメディアでしか知りませんし、宮崎の護国神社にも参ったことがありません。
長崎や知覧特攻記念館を訪れ、現在の私の子ども達よりも若い人々が戦争で命を落としたことを感じ取りました。
世界中でまだ戦争が続いています。
メディア、ネットの普及で、悲惨な光景を垣間見ることができます。
戦争の犠牲者となる子ども、女性、民間人。
住む場所を奪われ、言論の自由もなく、食べる物にも困窮される状況は、今の日本で実感することはありません。
戦争から70年が経ち、私達は平和な日本で暮らし、平穏な生活を享受することができています。
戦争を起こした責任の所在を明確にすることも必要なのかも知れませんが、時の指導者により、国を守るために多くの人の命が失われました。
戦争がいけないことは、皆分かっているはずです。
戦争のない平和な世界が訪れることを皆望んでいるはずです。
時に技術を省みると、軍事産業の多くに技術が使われてきましたし、現在も日々進歩しています。
軍事目的に開発された技術もあるでしょうし、現在の生活を豊かにするための技術が、軍事目的に転用されることもあります。
「技術は人なり」
人のため、社会・公益のために使われるのが技術であると信じています。
戦争は無くならないかも知れません。
しかし、日本は戦争を二度と起こさないと誓った国です。
また、被爆国として、核兵器の悲惨さを一番知っている国です。
この国が向かうべきは、為政者による扇動的なものではなく、国民一人ひとりがこれまでの歴史を踏まえ、自律した思想に基づき、自立した行動を取るべきだと思っています。
歴史を歪曲することなく、戦争の背景を知るのではなく、戦争の悲惨さを子、孫、生まれ来る新しい命に語り継いでいく責務があります。
国を守ることは重要です。
平和的に解決する手法や軍事力によらない手立てもあると思います。
国のことは為政者が決定するのではありません。
私達が選んだ為政者により、国の進むべき方向が決まります。
「白紙委任した訳ではない。」と言う記事を見ることがありますが、現行下では、選挙で投票した為政者に託しているのですから、これは当たらないと思っています。
私が危惧することは、無責任よりも無関心です。
国内外を問わず、様々な出来事に関心を持ち、自分の考えを確立し、自分の生き方へ変化を与えなければなりません。
8月15日に天皇陛下のお言葉があります。
為政者の談話もでしょうが、天皇陛下のお言葉をしっかりと心に留め、今日から自分達の考え行動を再認識してみてはどうでしょうか。
この国がこれからも平和を享受し、世界で信頼される国となるように、私達一人ひとりの行動を再度確認してみる一日としたいです。
戦後70年にあたり、一人の技術者としての想いでした。
PC
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